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ビン江河口、バードウォッチングの名所に

福建省からのニュースによると、昔から中国人に瑞鳥(めでたい鳥)と見なされてきた「東方コウノトリ」が、最近福建省を流れるビン(門かんむりに虫)江の河口の湿地で群れを成して飛んでいることをよく目にするようになった。専門家は、できるだけ早く国際重要湿地としての登録を申請すれば、香港の米埔自然保護区と同じような世界じゅうで知られたバードウォッチングのスポットとなるだろうと語っている。

ビン江の河口あたりには5平方㍍ほどの湿地があり、世界自然(香港)基金会の専門家と福建省林業部門の技術者たちが水鳥類についての実地調査をおこなったところ、5羽の「東方コウノトリ」が飛んでいるのを目にした。鳥類専門家はただちに双眼鏡で観察し「東方コウノトリ」であると断定した。

「東方コウノトリ」の外観はツルに似ており、空を飛ぶ時、翼はほとんど羽ばたくことなく、大きな翼を広げ、細長い首を伸ばして飛ぶのである。その姿は軽快で優雅である。寿命は40数年であり、中国では「送子鳥」とも呼ばれている。密猟などが原因で羽数が激減している。

世界自然(香港)基金会の文賢継博士によると、現在世界では「東方コウノトリ」はわずか1000羽くらいしか生息しておらず、国の一級保護動物の指定を受けている。香港の米埔自然保護区でも年に1~2羽しか見られない。この湿地で一度に5羽も目にしたことは奇跡であり、ここへ越冬に来ているのだろうと語っている。

専門家によると、福建省では鳥類の調査が始まって以来、1990年代に「東方コウノトリ」を一羽だけ目にしたことがある。今回の「東方コウノトリ」の飛来はこの湿地にはエサとなる資源が豊富にあることと関連があると見られており、2日間の調査で46種類の鳥を発見した。今後も観測と研究を続けていくと専門家たちは語っている。

文賢継博士も、これらの条件は国際重要湿地の基準に合致しており、ビン江河口の湿地を国際保護湿地リストに登録申請をすることができると語っている。

「チャイナネット」2004/12/14

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