国家品質監督検査検疫総局は7日、「中国の各クラスの商工、品質検査と医療衛生の主管部門はスーダンレードⅠを含む食品の消費者の健康に対する脅威を確実に防止するため、生産、流通、飲食など各セクションで食品に対する全般的検査を厳しく行う」と発表した。
スーダンレードⅠは、人工合成による着色料の一つで、食料として摂取するのは不適切とされていることから、中国と多くの国はいずれもこの着色料を食品生産に使用することを禁止している。しかし、先月の18日にイギリスの関係部門が、一部企業の生産した多くの食品にはスーダンレードⅠが含まれているのを発見したことを受けて、中国の主管部門は、スーダンレードⅠを含む食品の中国市場への流入を防止するため、食品に対する検査、監督と管理を強化している。
国家品質監督検査検疫総局はまた、輸入された食品、とりわけEU・欧州連合からの食品に対しての関連検査を厳しくし、スーダンレードⅠを含む食品の輸入を禁止するよう各地関係部門に指示した。
「CRI」より2005年3月8日