胡錦濤国家主席は3日ロシア訪問を終え、中国とロシアは共同声明を発表した。声明は、「中ロ両国の安全保障協議システムの構築は、両国の安全保障協力が新たな段階に進んだことを示す。両国は、同システムと両国関連部門の安全協議システムの役割を十分に発揮し、新たな試練や脅威にともに対応し、両国の共通利益を保護する」と述べた。
双方は、声明でさらに次のような考えを示した。
中ロ両国の軍事協力は、両国の相互信頼増進に対して重要な役割を発揮し、地域や世界の平和安定保護に役立つ。双方は、両軍の協力と交流を一層推し進めていく。
「中華人民共和国国防部とロシア国防部の合同軍事演習実施に関する覚書」の調印は、両軍の交流が新たな水準へと発展したことを示す。双方は、中ロ両国の第1回合同軍事演習の成功に向けてともに努力する。両国の合同軍事演習実施の目的は、両軍が新たな試練や脅威に効果的に対応する能力を高めることであり、いかなる第三国を標的にしたものでもない。
双方は、現存の基礎の上に実際的な措置をとり、中ロ軍事技術協力がより高い水準、より広い領域に発展するよう促進する。
「人民網日本語版」2005年7月4日