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故宮の延禧宮・「清朝上河図」全巻、10月に初公開

 

創設80周年を迎える北京・故宮博物院は10月初めに行う記念行事の一環として、内廷の東六宮の1つ、延禧宮を初公開する。延禧宮は東西にある六宮のなかで唯一、これまで一般公開されていなかった。博物館である古代書画研究センターも院内に完成し、900年前の「清朝上河図」も全巻、初めて長期間展示される。

「清朝上河図」は北宋時代の有名な画家、張擇端の不朽の名作。原画の長さは5.28メートル、歴代著名人の題辞と跋文を加えると15メートルを超える。画面は広大で、描写は非常に精細だ。さまざまな色で描かれた人物は843人。数多くの民居や店舗、橋、城や楼閣なども描かれており、当時、東京または汴梁(べんりょう)と呼ばれた北宋の都(今の河南省・開封)の繁栄を極めた様子、市井の生活情景の描写は、実に生き生きとして迫真力がある。中国絵画史上、「清朝上河図」は無上の宝であり、まさに「中華第一の神品」。これまで、展示中に損傷を受けるのを防ぐ有効な手段がなかったことから、故宮博物院が公開展示するのは非常に希で、短期間の展示であっても、一部しか公開してこなかった。

北京工業大学のプロジェクトチームは文物保存技術の研究を重ねた結果、このほど「清朝上河図」を展示する専用ケースを開発した。長さ16メートル、幅0.6メートル。温度と湿度が一定に保たれ、窒素が充満した世界最長の密封展示ケースだ。同チームはさまざまなハイテクを運用し、絶対的安全を確保するため、温度・湿度の制御、照明の紫外線防止、窒素の充満密封、盗難防止システムなど、世界最先端技術の開発に成功した。現在、製造は最終段階にあり、今月末には完成する予定。

故宮の内廷東六宮の1つ、延禧宮は明代永楽十八年(1420年)の建立。明清時代には皇后以外の妃や女官が居住する場所で、清の道光帝の恬嬪、成貴人らが暮らしていた。1917年、張勛が復活すると、延禧宮北側は直属部隊による空爆で破壊され、1931年に文物倉庫として改修された。現在、故宮は百年に一度の大規模修復工事を進めており、完成後は内廷の東西六宮すべてが公開される。

「チャイナネット」2005年8月2日 

 
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