北京市は現在、金融の中心地となる「北京金融街」の整備に力を入れ、を進めている。このほど発表された「首都金融産業の発展促進に関する意見」は、国内外の金融機関の注目を集めており、各金融機関は歓迎ムードだ。19日に行われた北京金融街商会理事会で明らかにされた。

同市西城区の林鐸区長や、「北京金融街」を運営する金融街持ち株株式公司の王功偉董事長（取締役会長）は、同意見に盛り込まれた各政策を完全に実施し、引き続き簡素化された迅速なワンストップサービスを国内外の金融機関に提供すると表明している。「北京金融街」の地の利や優遇措置などを見込んで、これまでに海外の一流金融機関16社が北京進出を果たした。

同意見によると、「北京金融街」に進出した金融機関やその経営者は、税制面などの特別な優遇措置を受けられる。国有企業を管轄する同市国有資産監督管理委員会の郭浩責任者（金融担当）によると、法人資格を持つ同市の金融機関はすでに700社に迫り、従業員は15万人に達した。市内の金融資産は14兆1千億元に上り、市内総資産（21兆7千億元）の65.2％を占めるという。

「人民網日本語版」2006年1月23日