トヨタ自動車の中国現地法人・トヨタ汽車（中国）投資公司は27日、国家質量監督検験検疫総局にリコール報告を提出し、「レクサス（中国名・雷克薩斯）」のリコールを実施すると発表した。前列座席ベルトに不具合が見つかったためで、対象車両は2005年7月27日から06年1月17日に生産されたレクサスGS430とGS300で、合計1113台。

不具合の具体的状況は、運転者席および助手席用座席ベルトの巻取装置内部の部品に製造不良のものがあって座席ベルトを引き出せないことがあり、そのため当該ベルトが装着できず、乗員を拘束できなくなるおそれがあるというもの。トヨタは対象車両の運転者席および助手席の座席ベルトを対策品と交換するとともに、交換後の対策品の安全性を保証する。必要な場合はさらなる措置を取り、不具合を徹底的に取り除くとしている。人民日報系の北京紙「京華時報」が新華社電として伝えた。

「人民網日本語版」2006年4月28日