外交部の姜瑜報道官は15日の定例記者会見で、中日関係の現状に対する中国としての評価を問われ、以下のように答えた。
中国は一貫して中日関係をとても重視している。胡錦濤国家主席は中日両国について、平和共存、世々代々の友好、互恵協力、共同発展が必要だとたびたび強調している。われわれは日本の指導者が正しい決断をすることで、政治的障害を克服し、中日関係を早期に正常な発展軌道に戻すよう願っている。
中国政府は常に「歴史を鑑(かがみ)とし未来へ向かう」の精神で、中日関係の改善と発展に向けて努力している。関係改善に向けて示している中国の誠意と努力を、日本は正しく理解し、できるだけ早く両国関係に存在する政治的障害を取り除き、実際の行動で現在のこう着状態を打開してもらいたい。
「人民網日本語版」 2006年6月16日