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国境の峠の中印貿易、40数年ぶり再開へ

中国・インド両国は7月6日、西蔵(チベット)とインド・シッキム州を結ぶ乃堆拉(ナトゥラ)峠経由の貿易ルートを再び開放し、40年余り中断されてきた国境貿易を再開する。新華社のウェブサイト「新華網」が報じた。

両国の政府関係者は18日に西蔵自治区の中心都市・拉薩(ラサ)市で会談し、乃堆拉峠の国境貿易の再開時期を発表した。今回の再開はまだ臨時的なもので、ナトゥラ峠から約16キロ離れた洞青崗地区に市場が置かれる。市場は毎年6月1日から9月30日の間、月曜日から木曜日の午前10時から午後6時まで開かれる。

西蔵自治区のカク鵬副主席(商務担当)は「両国の国境貿易の発展は、国境地区の経済(交流)が閉ざされている状況を改変し、市場経済を発展させる重要な力となる。交通・建設・サービスなどの産業に発展をもたらし、両国の南アジア大貿易ルート構想の実現への環境づくりになるだろう」と話す。カク副主席はさらに「国境貿易の協力を通して、貿易に先導される形で両国間の政治・外交関係の安定と発展が実現し、貿易環境が改善され、貿易の流れがスムーズになるだろう」と指摘。「これは両国の政治・外交の発展上の要請であり、両国の経済発展の要請であり、両国国境地帯の人民の要請でもある」と強調した。

乃堆拉峠は西蔵の日喀則(ツガツェ)地区亜東県とインドのシッキム州の境界にあり、標高は4545メートル。拉薩からは460キロ、インドのカルカッタからは550キロ離れている。かつては中印陸路貿易の主要ルートで、20世紀初めには、中印国境貿易額の80%以上を占める大規模な交易が行われていた。しかし1962年の中印国境紛争の後、両国は税関などを相次いで閉鎖。乃堆拉峠には軍が駐留し、貿易ルートは鉄条網で分断された。乃堆拉峠の貿易ルートの再開放は、中国とインドを結ぶ南アジア大貿易ルートの整備、中印国境貿易の拡大、両国民の幸福に重要な役割を発揮するとみられる。

「人民網日本語版」2006年6月20日

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