公安部の周永康部長(国務委員)は26日から29日にかけて米国を公式訪問し、中米関係や安全保障をめぐる法執行(エンフォースメント)に関する協力強化、その他の問題などについて、米国側と意見を交換した。
周部長はワシントンで、米司法省のゴンザレス長官、国土安全保障省のチャートフ長官、財務省のポールソン長官、大統領府の麻薬管理政策局(ONDCP)のウオルタース主任らと会談した。
双方は▽警察業務の法執行担当者の交流促進▽協議メカニズムの改善▽関連部門間のホットライン設置▽迅速な情報交換――などを進めることで合意。逃亡犯罪者の逮捕や引き渡し、テロ対策、多国籍犯罪の取り締まり、麻薬密輸、通貨偽造、マネーロンダリング、知的財産権の侵害、ネットワーク犯罪、違法移民の送還などでの協力展開で一致した。
「人民網日本語版」2006年7月31日