イタリアのフィアット社が奇瑞(チェリー)自動車と提携の覚書を取り交わしたことが1日、発表された。奇瑞はフィアットに1.6L・1.8Lガソリンエンジンを供給、年間供給量は10万台以上となる見通しという。双方は今年末、最終的な供給合意書に署名する。中国の自主ブランド自動車メーカーが先進国大手メーカーにエンジンを輸出するケースはこれが初めて。「京華時報」が伝えた。
奇瑞は昨年10月31日、欧州の排ガス基準に適応する新世代ACTECOシリーズエンジンの量産をスタート、主に1.6Lエンジンを生産していた。ACTECO1.8Lエンジンも今年末、量産体制に入る見込み。
「人民網日本語版」2006年11月2日