安徽省斉雲山国家地質公園は風光明媚な黄山市の域内にあり、新安江の二大支流の率水と横江が公園の南北両側を流れている。東から西への長さは16キロ、南から北への幅は6.9キロ、面積110平方キロ。地質公園は典型的な丹霞地形を特色とし、恐竜化石、断崖の石刻、道教文化が一体化されたものである。斉雲山は昔は白岳と称されていた。
およそ5300万年前の第三紀のヒマラヤ(喜馬拉雅)運動の異なった昇降によって、斉雲山地区は周辺地域より海抜が100~300メートル高いものとなった。地殻の上昇に伴い、流れる水の浸食作用が大きくなり、谷が広くなり、深くなって渓谷が形成されることになった。「五老峰」がまさにそのような景観である。流れる水の浸食と地殻の上昇の共同作用によって、深い谷が形成された。「楠木谷」がそれである。
「チャイナネット」2006/11/13