甘粛省劉家峡恐竜国家地質公園は甘粛省永靖県塩鍋峡ダム区(今は太極湖と称されている)の北岸にあり、敷地面積は15平方キロ(そのうち水面の面積は1.8平方キロ)。地質公園の目玉は群れをなしていた恐竜の足跡を主とする。鉄道が公園の近くを通っており、交通の便もよい。
劉家峡恐竜足跡群は完全な形で保存されており、足跡がはっきりと見え、非常にユニークなものである。710平方メートルもある岩層の上で8種類30組270の恐竜の足跡が発見され、少なくとも8種類の代表的なものである。同じ地点でこのように多くの種類の食植物類と食肉類恐竜の足跡が発見されたのは中国でもはじめてであり、世界でも稀である。劉家峡恐竜足跡群の中で最大の一組の竜脚類足跡の後足跡の長さは150センチ、幅120センチ、前足跡の長さは70センチ、幅110センチ、歩幅375センチという世界一のもので、内外で初めての発見と見なされている。
恐竜足跡化石は恐竜の生理と生活習慣を研究するための貴重な素材となり、恐竜の生活環境と生物類の部類を研究するための重要なよりどころとなっている。
「チャイナネット」2006/11/14