四川省大渡河峡谷国家地質公園は四川省楽山市の金口河区、雅安市漢源県と涼山イ族自治州甘洛県と接するところにあり、総面積は約404平方キロ、大渡河大峡谷と大瓦山玄武岩地質地形を特色とする。

地質公園の主体は大渡河大峡谷で、典型的な河流浸食谷峡谷地形に属し、長さは約26平方キロ、幅は70～150メートル、50メートル以下のところもあり、落差は1000～1500メートル、最も深い谷の深さは2600メートル、アメリカのコロラド大峡谷よりも860メートル深い。峨眉山玄武岩から構成された平頂山の頂上台地の面積は約1.6平方キロ、周りにはそそり立つ絶壁があり、高低の差は800～1000メートルで、遠くから見れば高く聳え立つ空中楼閣のような形をしており、はるかに彼方の峨眉山、瓦屋山と向かい合っているようで、三本柱のような形をしており、景色は壮観そのものである。大瓦山の頂上は、完全な形で保存されている古氷河地形によって、景色の美しい五池水色と奇異な形をした「乱石公園」となっている。

また五池古氷河地形、野鶏坪水晶鉱および数多くの特殊な意義のある水文地質景観などの地質遺跡がある。

「チャイナネット」2006/11/14