福建省大金湖地質公園は福建省北西部の武夷山脈中部区間の南東側にあり、主体は三明市泰寧県内にあり、総面積は461平方キロ。大金湖地質公園は丹霞地形を主とし、その南西部には花崗岩地質遺跡がある。
主な地質遺跡は断裂層を流れる水の浸食、断裂層の崩落、風化浸食などの地質作用によって形成された丹霞地形である。峡谷、曲がりくねった水の流れ、山峰と渓谷、とりで状の岩、石壁、ビスマリス、天生橋、岩からなる谷、平たい形をした洞窟、つぼの形をした洞窟、山崩れによって渓流がふさがれてできた湖、鐘乳石、滝など26種類の地形の景観がある。大金湖景勝区には天然の岩や谷があり、景色は壮観そのものである。山水がコントラストをなし、静止しているものと動いているものが結びつき、湖沼は山々の中に散在している奇岩怪石をつなぐ形になっており、「世界一の山に囲まれた湖」と称されている。また花崗岩ビスマリス、ビスマリス林、風動石及び石卵のような地形の景観、岩洞、瀑布などの花崗岩地形もある。
丹霞地形分布区域には希少な動植物および寺、古代の墓、岩石の上に置かれた柩(ひつぎ)、断崖の上に置かれた柩など歴史的文化遺跡がある。2005年2月11日、ユネスコに世界地質公園に指定された。
「チャイナネット」2006/11/14