湖光岩国家地質公園は湛江市の南西へ20キロ、湖光鎮の北西へ4キロ離れたところにあり、湖光岩及びその北東側にある交椅嶺も含まれている。面積は約22平方キロ。地質公園は噴火口および周辺の環状火山丘遺跡を主とする。
火山口湖は円形に似た形で、東から西への長さは1.9キロ、南から北への幅は1.4キロ、面積は約2.30平方キロ、最も深いところの深さは22メートル(1997年3月に測量されたデータ)、湖水の温度は上から下へと低くなり、セ氏27度からセ氏17度までで、湖水は澄み切っている。
15万年前に湖光岩火山が噴火した後、噴火口低地では水がたまって湖沼となった。噴火による堆積物は完全な形で保存されており、火山変成岩の作用、新構造運動の研究にとって大切なよりどころとなっている。湖光岩は中国で発見されたものとしては世界でめったにみられない典型的な瑪爾(マーアル)スタイルの火山湖で、湖底の堆積物の厚さは50メートル、地球の10余万年以来の気候、環境の変化の状況を記録したものと言え、中国におけるマーアルスタイル火山噴火とマーアル湖の形成原因の研究にとってすばらしい場所となっている。
「チャイナネット」2006/11/14