天津市薊県国家地質公園は薊県北部の山間地帯にあり、中核地帯の面積は9平方キロ、南から北への長さは24キロ、東から西への平均幅は約350メートル。地質公園の主な地質遺跡は中上元古界の地質断面と古生物化石からなる。
24キロの範囲内に、18億年前から8億年前までの10億年にわたる地質歴史において堆積しつづけた完全な形の海陸変遷過程が見られる。古生物化石が豊かで、そのなかにはマクロ多細胞生物化石もあり、多細胞生物が現れた年代は9億年から17億年にさかのぼると世界で公認されている。また、世界で最も古い地質現象といえるものもいくつかある。
天津薊県国家地質公園は大自然が人類に残した貴重な自然遺産であり、発見された一部の重要な生物化石は早期における生命の進化と地球の形成過程の研究にとって重要な意義がある。大昔の多くの科学のナゾの解明にとって代わることのできないものとなっている。地質公園内の自然風光も美しく、交通も便利で、レジャー、観光のもってこいの場所となり、自然のナゾを解くための得難い場所でもある。
「チャイナネット」2006/11/14