陝西省洛川黄土国家地質公園は陝西省延安市南部の洛川県の域内にあり、総面積は5.9平方キロ。著名な黄河の壷口滝から130キロ、司馬遷(漢の時代の歴史家)の故里の韓城から140キロ離れたところにあり、周辺の環境条件はすばらしい。
地質公園周辺の海拔は最高1136メートルで、中国の黄土地形の典型的な地域である。峡谷の深さは80~140メートルの間にある。重力と地表地下水の作用によって、谷間に黄土の地滑り、崩落、浸食が発生したことが分かる。
洛川県黒木溝遺跡は240万年以来の地球の地殼運動と地形形態の進化をありのままに示しており、それぞれの時期の黄土地層の露出がそろっており、第四紀以来の古気候、古環境、古地理、古植生および多方面の情報が記録されており、黄土地層断面は黄土高原上のほかの黄土地層と対比する基準となる。
「チャイナネット」2006/11/14