嵩山世界地質公園は河南省登封市にあり、総面積は450平方キロ、主な地質遺跡のタイプは地質(構造を含む)切断面である。
嵩山地質公園内には、35億年前からの太古宙、元古宙、古生代、中生代、新生代という5つの地質時代の地層が続くようになった形で完全に露出しており、地球の歴史を語る完ぺきな石の書籍とも言える存在である。
嵩山の主峰地帯の玉寨山、峻極峰、五指嶺、尖山などは石英岩からなり、山峰は標高400メートルのところに切り立つようになっており、ユニークな地形を目にすることができる。
公園内には漢族、回族、プミ族、ペイ族、イ族、ミャオ族、ウイグル族、蒙古族など八つの民族が暮しており、多民族の大家庭のようになっており、各少数民族の祭日になると、地方政府は漢族の同胞とともにそれを祝い、その民族文化を提示し、少数民族の風習の趣を楽しむことができる。
嵩山は中国の著名な「五岳」の中の「中岳」であり、人文景観がたくさんあり、寺が10カ所、寺院が5カ所、宮が5カ所、観が3カ所、庵が4カ所、洞が4カ所、壇が3カ所及び宝塔などが270余カ所もあり、歴史上仏教、儒教、道教の信者が集まっていたところで、よく知られる少林寺は嵩山の奥地にあり、これらの豊富な人文景観と希少な地質遺跡は嵩山地質公園の立体的で多機能のすばらしい景観を提示している。
「チャイナネット」2006/11/20