自貢恐竜国家地質公園は四川省自貢市の大安区にあり、面積は8.7平方キロで、主な地質遺跡のタイプは古生物化石がたくさん存在するところということである。
自貢大山鋪恐竜化石群は1.6億年前のジュラ紀中期の恐竜及びその他の脊椎動物化石の遺跡である。2800平方メートルの範囲内に200余の動物の骨骼の化石が1万点も発掘された。そのなかには、恐竜及び魚類、両栖類、カメ類、ワニ類、翼竜類、哺乳類に似た爬虫類など18属21種のものが含まれ、20種は新種である。現在世界で最も早期のものと見られる、完全な形で保存されている原始時代のステゴサウルスおよびそれに伴生していた中国で初めてのジュラ紀地層で発見された翼竜、河川や湖沼に生息しているクビナガリュウなどがある。化石が集中的に埋藏されており、数も多く、部類もよくそろっており、完全な形で保存されているため、恐竜の進化史におけるこの時期の恐竜化石材料がないという空白を埋め、世界で最も重要な恐竜化石の遺跡の一つとなり、重要な学術的価値がある。
「チャイナネット」2006/11/20