漳州国家地質公園は福建省漳州市の漳浦県、竜海県の沿海地帯にあり、面積は318.64平方キロで、主な地質遺跡のタイプは火山地質地形である。
公園は西太平洋新生代火山岩ベルトの重要な構成部分であり、2600万年から700万年の間に火山の噴火によるものと見られる玄武岩が典型的な火山地質地形の景観をつくり出している。火山の噴火口は典型的なもので、よく保存されており、さまざまな海蝕地形と数多くの良質の砂地があり、さらに8000年前のものと見られる古森林炭化木層などは貴重な火山地質の遺跡であり、西太平洋火山岩ベルトの生成過程の研究のうえで重要な学術的価値があるとともに、観光、レジャーと科学普及の重要な基地でもある。
地質公園には趙家堡、黄道周墓などの人文景観があり、廈門(アモイ)市と隣接するため、交通も便利で、地質公園の整備のためにすばらしい環境条件をつくり出している。
「チャイナネット」2006/11/20