全国政治協商会議開幕


中国人民全国政治協商会議第9期全国委員会第4回会議は今日(3日)午後北京で開幕し、全国各地から来た政治協商会議の委員と江沢民国家主席ら中国の主な指導者約2000人がこれに出席した。

今回の会議では、この1年来の政治協商会議の活動を討議するほか、5日開かれる全国人民代表大会会議に列席し、朱鎔基首相がおこなう「国民経済と社会発展に関する第10次5ヵ年計画要綱の報告」を聴取し、これを討議することにしている。

全国政治協商会議の李瑞環議長が今日の開幕式を主催し、葉選平副議長が活動報告を行った。葉選平副議長は、その報告で、「この1年来、全国政治協商会議の各部門と広汎な委員たちは、政治的協商と民主的監督、政治への参画と政治に対する議論を真剣におこない、政府の全般的活動や各分野の活動を全面的に支持し、政策決定に重要な提案をおこない、中国の改革開放と現代化建設推進のために積極的に貢献してきた。去年、全国政治協商会議は各委員から3733もの提案を受け取り、それを真剣に処理に、3302の提案に返答している」と述べた。

葉選平副議長は更に政治協商会議の去年の対外活動に触れ、「この1年来、政治協商会議は13ヵ国の14の代表団を受け入れ、5つの国の9つの機構と友好関係を確立した。現在、全国政治協商会議は、81ヵ国の132の機構及び4つの国際機構や地域機構と友好交流を行っている」と述べた。

葉選平副議長は最後に今後の活動について「政治協商会議は調査研究を一層進め、国の経済建設と民主的な法秩序整備のため助言や提案をおこない、政治協商会議の機能履行を規範化し制度化してゆき、政治への参画や政治に対する議論のレベル向上に尽力し、対外交流の範囲を広げ、海外在住の華僑と中国人との連帯を強め、中国の統一という大事業の完成を共に推進していかなければならない」と強調した。

「CRI」より2001年3月5日