政協委員、南水北調について記者会見


3月7日の午前10時、第9期全国政治協商会議(政協)第4回会議の記者会見が初めて行われ、政協委員5人が、南水北調(南部の水を北へ輸送する)プロジェクト」について記者の質問に答えた。

記者会見に出席したのは、陳邦柱全国政協人口環境資源委員会主任(全国政協常務委員、国家経済貿易委員会元主任)、張春園全国政協人口環境資源委員会副主任(政協委員、水利部元副部長)、譚慶l政協委員(建設部の元副部長)、袁国林政協委員(三峡プロジェクトの元副総経理)、清華大学の王光謙教授(政協委員)の5人。

「国民経済と社会発展の第10次5ヵ年計画要綱(草案)」には、「南水北調プロジェクトの前期工事を急ぐ、第10次5ヵ年計画期間中の計画実施を目指す」ことが盛り込まれている。

南水北調プロジェクトとは、中国の水資源の有効利用を目指し、北部地域(主に黄河、淮河、海河流域)の水不足を解決するための戦略的インフラプロジェクトである。国務院は水利部に対して、2001年上半期中に南水北調プロジェクトの全体計画を提出するよう要請した。

具体的方案として、長江下流、中流、上流に3本の水路を建設し、南水北調の東部ライン、中央ライン、西部ラインが全体的計画に盛り込まれる。これらの水路はそれぞれの対象地域に合理的な給水を行う。

「人民網」2001年3月8日