李鵬委員長、「経済の発展には法制整備が必要」


全国人民代表大会(全人代)常務委員会の李鵬委員長(中国共産党中央政治局常務委員)は6日午後、第9期全人代第4回会議の北京代表団による第1回会議に出席し、代表らとともに「国民経済と社会発展の第10次5ヵ年計画要綱の報告」および「要綱(草案)」を審議した。

李鵬委員長は北京市の今後の活動について触れ、「人々は北京の生態環境に高い関心を寄せている。エネルギー構造を改善し、汚染対策を強化するとともに、周辺にグリーンベルトを張り巡らせ、環境改善に努めてほしい」と述べた。

李鵬委員長はまた、経済と社会の発展に伴い、法制整備の強化がより重要度を増しているとの考えを示した上で、「北京市人民代表大会は、法制整備に積極的に取り組み、地方的な法律を制定した。今後は立法および監督をさらに進め、経済面や文化面だけでなく、法制整備の分野でも全国を牽引してほしい」と語った。

李鵬委員長は、「改革の推進と経済発展に伴い、都市部のコミュニティーの機能はますます豊かになり、コミュニティー活動が重要になっている。居住環境の整備だけでなく、文化娯楽、衛生保健、社会保障などの分野での機能向上を目指してほしい」と話し、北京市に対し、コミュニティー活動を指導し、コミュニティーの機能整備、安定の維持、人々の生活改善などで大きな役割を発揮するよう求めた。

「人民網日本語版」2001年3月8日