銭副総理、「一国二制度は香港で成功している」


国務院の銭其シン副総理(中国共産党中央政治局委員)は7日、香港特別行政区の全国人民代表大会(全人代)による全体会議に出席し、香港返還から3年が経ち、大陸部と香港の一国二制度に対する認識は一層深まったとの認識を示した。

銭副総理は香港社会について「返還以来、全体的に安定している。この流れを引き続き維持していかなくてはならない」と述べた上で、「(香港は)強力な祖国の後ろ盾があれば、香港特別行政区は困難を克服し、長期にわたる繁栄を維持することができる」と強調。銭副総理は昨年を振り返り「国家の情勢は良好で、経済が発展し、政局も安定していた。すでに香港はアジア金融危機の影響も克服した」との認識を示し、大陸部との協力と交流を一層強化していくべきと強調した。

「人民網」2001年3月8日