李鵬委員長、立法と監督作業の強化を表明


全人代・全国人民代表大会常務委員会の李鵬委員長は3月9日、開催中の全人代会議で常務委員会の活動報告を行い、今年は立法と監督強化の作業を更に速めていく考えを示した。この中で、李鵬委員長は「今年は経済に関する立法作業を優先すると共に、監督に関する立法作業に力を入れ、今後2年間に中国の特色を持つ社会主義法体制を確立するため、努力しつづけていかなければならない。また、腐敗を防止・抑制するカギは監督であり、健全な権力行使の制約メカニズムを確立して、清廉な政治を法律化させなければならない」と強調した。

更に、李鵬委員長は、全人代常務委員会が過去1年間に立法、監督及び外交の面で収めた著しい成果を振り返った上で、「この1年来、常務委員会は法律14件、法律問題に関する決定とそれに関する解釈それぞれ1件を審議・採択したほか、外国と調印した条約や重要な協定12件を批准した。また、多くの外国議会の訪中団を招待し、業務委員会メンバーや各専門委員会も一部の国を訪問した」と説明した。