幹部引責辞任制度の導入を計画 最高人民法院長


中国最高人民法院の肖揚院長は10日、「最高人民法院工作報告」の中で、全国の裁判所において将来的に幹部の引責辞任制度を導入すると言明した。

肖院長によれば、この制度の実施により、重大な法律・紀律違反が発生した場合、直接責任がある幹部は相応の法的処分を受けるほか、辞任を申し出なければならない。また、もし辞任の申し出がない場合には、同級の人民代表大会またはその常務委員会による、罷免や更迭の措置を受ける。

肖院長はまた、「一部の司法関係者による腐敗の徹底的な予防、裁判所幹部の職務の厳格な管理、裁判所幹部の配偶者や子女による有償での法律行為や商業行為に関する規定の確実な執行、裁判官の回避制度に関する規定の実施を徹底させる必要がある」と述べた。