政協第9期常務委員会、第4回会議に関する全体報告


中国人民政治協商会議(政協)第9期全国委員会・常務委員会第13回会議が11日午後、開催された。

全国政協主席会議の委託を受けて、鄭万通・全国政協秘書長が、政協第9期第4回会議の状況に関する全体報告を行った。鄭秘書長によると、3日午後、政協第9期第4回会議が開催されてから8日間、4回の全体会議が開かれ、政協常務委員会の活動報告や提案活動に関する報告を聴取し、委員32人が口頭による発言を行った。また第9期全国人民代表大会(全人代)第4回会議全体会議に3度出席し、第10次五ヵ年計画要綱に関する報告、計画、財政報告、最高人民法院および最高人民検察院による報告などをヒアリングした。48の委員グループが、グループ討論8回および業界別連絡会議1回を開催。5日の締切日までに提出された、発言のための原稿は過去最高の734件、そのうち719件が印刷され、配布された。さらに7日の締切日までに提出された委員による提案は3585件、そのうち審査を経て立案が行われたものは3442件に上り、提案および立案の数も過去最高を記録した。

鄭秘書長は、「政協大会の2日目および朱鎔基総理が第9期全人代第4回会議開幕大会で報告を行ってから、江沢民総書記など、党および国家の指導者はそれぞれ、政協第9期第4回会議の30のグループ討論会に出席した。中国共産党中央および国務院の指導者は大会での発言を聴取した。また関連の部・委員会の指導者や最高人民法院および最高人民検察院の責任者らは大会での発言を聴取したほか、グループ討論会で委員の意見をヒアリングし、業界別連絡グループ討論会にはこれまでで最も多い延べ101人が出席した。これらの数字は、中国共産党中央および国務院が政協の活動を支持していることを示すとともに、中国共産党中央が政協の役割を発揮し、委員らと国家事務について協商する民主的なやり方を表している」と紹介している。

鄭秘書長は、委員らは朱鎔基総理が行った第10次五ヵ年計画要綱報告および要綱草案の発表を高く評価しており、100%賛成していると語ったほか、委員らが会議で、修正意見を提案し、大会秘書処はこれらの修正意見を国務院弁公庁に提出した、と説明した。