李瑞環政協主席、「人民による人民のための監督」を強調


全国政治協商会議(政協)第4回会議が12日午後、各議事日程を終え人民大会堂で無事閉幕した。

会議では政協第9期全国委員会第4回会議政治決議のほか、常務委員会活動報告に関する決議、政協第9期第3回会議からの提案活動の状況に関する決議、政協第9期全国委員会提案委員会の政協第9期第4回会議提案審議状況に関する報告が採択された。閉幕式では全国政協の李瑞環主席が演説した。演説の要旨は次の通り。

各国の経済・社会は一定の発展段階と発展レベルの上にある。世界を正しく捉え、自国を正しく理解しさえすれば、時代の歩みに合わせた発展が可能だ。中国は改革開放以来、これまでの歴史を総括し、世界の変化を冷静に捉え、自国の国情に対して正確な判断を行ってきた。我々はこれを出発点として「一つの中心、二つの基本点」という基本路線を決め、中国の特色ある社会主義の経済、政治、文化の基本綱領を制定するとともに、実情に合ったガイドラインを策定し、急速に変化する国際社会の中でしっかりとした土台を築き、大きな成果を収めてきた。

【民主監督システムについて】我々の社会制度のすばらしいところは、すべての権力が人民にあることだ。各種の監督は人民の意思を反映したものであり、本質的にすべてが人民による監督と言える。中国の監督システムの特徴は「人民による人民のための監督」であり、これこそが中国の監督システムの最も優れた点だ。我々は国情に合わせて、人民の監督作用を発揮できる制度を検討し、権力の逸脱や集中を人民が防止、チェックできるようにすることで、人民の人民による権力を保証していかなくてはならない。

「人民網」2001年3月13日