石広生部長、「WTO加盟の大局は決まった」


対外貿易経済合作部の石広生部長は3月13日、第9期全人代第4回会議の記者会見で、「中国のWTO・世界貿易機関の加盟は大勢の赴くところのものであり、大局はすでに決まり、最終的な加盟までそう遠くはない」との見通しを示した。

この中で、石広生部長は「中国とWTOの関係加盟国との交渉はほぼ終了し、中国作業グループはジュネーブでWTO加盟に関する法律文書の起草について多方面と交渉を続けている。今のところ農業協定と工業の補償協定の実施、サービス貿易の開放などの問題はまだ最終合意には至っていない。その主な原因は中国に対する一部の加盟国の要求が高すぎ、発展途上国としての中国が耐えられる限度を超えているからであるが、各方面の努力によって最終的に解決策は必ず見つかるだろう」と述べた。

この記者会見で、石広生部長は中国の貿易の現状やWTO加盟が台湾や香港、マカオに与える影響、中国とアメリカの農業協力協定の実施状況、中国の農産物への補償などについても説明した。

「CRI」2001年3月14日