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中華人民共和国国家機構
国の武装力の構成

新中国成立後、人民軍隊は逐次中国人民解放軍の現役部隊および予備役部隊、中国人民武装警察部隊、民兵によって構成される国の武装力へと発展するようになった。

1、 中国人民解放軍の現役部隊および予備役部隊

中国人民解放軍は現役部隊と予備役部隊によって構成される。現役部隊は陸軍、海軍、空軍、第二砲兵、軍の大学および国防科学技術研究機構によって構成される。

陸軍部隊は任務と装備に基づいて区分され、主に歩兵、装甲兵、砲兵、工兵、通信兵、対化学戦部隊などの兵種によって構成され、陸軍部隊の組織体制は普通、軍(集団軍)、師(旅)、団(連隊のこと)、大隊、中隊、小隊、分隊の序列に基づいて編成される。

海軍部隊は艦隊、海軍基地、水上警察区に基づいてグループに編成される。人民海軍はその下に東中国海艦隊、南中国海艦隊、北中国海艦隊を管轄し、海軍基地は普通、艦隊に属し、水上警察区および艦艇部隊を管轄する。人民海軍は装備および戦闘任務に基づいて、水上艦艇部隊、潜水艦部隊、海軍航空兵、海軍海岸防衛兵、海軍陸戦隊に分けられる。

空軍部隊の組織序列は軍区の空軍、(軍)師、団(飛行場、ステーション)、大隊によって編成される。人民空軍は兵器装備および背負う任務に基づいて、主に航空兵、高射砲兵、地対空ミサイル兵、空挺部隊、レーダー兵などの兵種に分かれている。

第二砲兵部隊は戦略ミサイル部隊とも呼ばれ、戦略ミサイル体系をもつ戦略的核反撃任務を遂行する部隊であり、中央軍事委員会の直轄下にある。

軍の大学は行政従属関係および引き受けている教育科学研究の専門に基づいて、軍事委員会、本部、軍区および各軍種、兵種所属の大学に分かれている。

国防科学技術研究機構には、国防の科学技術研究に従事する各研究院(所)およびさまざまな国防科学技術試験基地が含まれている。

予備役部隊は1983年に発足し、現役軍人を中堅とし、予備役の官兵を基礎とし、統一した編制に基づいて、戦時の軍隊編制、迅速な動員の実施、達成を目指して組織された部隊である。その師団はすでに軍隊編制の序列に組み入れられており、番号、軍旗が授けられている。予備役部隊は平時、省軍区に属し、戦時の動員の後は、指定された現役部隊の指揮下に帰す。

2、中国人民武装警察部隊

中国人民武装警察部隊は中華人民共和国の武装力の構成部分である。1982年6月、中国共産党中央は中国人民の武装警察部隊を組織することを決定した。1983年4月に、中国人民武装警察部隊の総司令部が北京で発足し、国務院の編制序列に属し、国務院、中央軍事委員会の二重の指導を受け、統一した指導、管理と等級別の指揮を互いに結びつける体制を実行している。武装警察部隊は中華人民共和国兵役法、中国人民解放軍の条令、条例および関連規則と制度を実行し、中国人民解放軍と同等の待遇を受ける。中国人民武装警察部隊の基本的使命は、国の主権と尊厳を守り、社会治安を維持し、党と政府の指導機関、国の重要な目標および人民の生命財産の安全を守ることである。

中国人民武装警察部隊には総部、総隊、分隊の3つのクラスの指導機関が設置されている。武装警察部隊は国内警備部隊を主体とし、武装警察の序列に組み入れられた、公安部門が管理する部隊(公安国境守備部隊、公安消防部隊、公安警備部隊)、および武装警察の序列に組み入れられた、国務院の業務部門と武装警察部隊の二重の指導を受ける部隊(水道・電気部隊、交通部隊、金鉱部隊、森林部隊)が含まれている。

3、 民兵

民兵は中国共産党の指導の下での生産に従事する大衆の武装であり、中華人民共和国武装力の構成部分でもある。民兵は軍事機関の指揮の下で、戦争に備えて勤務、防衛作戦の任務を担い、社会治安の維持に協力する。

「チャイナネット」2003/07/21

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