アベノミクス、貿易赤字の元凶に

アベノミクス、貿易赤字の元凶に。

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発信時間: 2014-05-26 14:10:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

しかし多くの日本経済専門家は、日本の貿易赤字の持続的な拡大を促す「元凶」は、アベノミクスだと指摘した。安倍首相の就任後の金融対策は、大規模な量的緩和策、円安誘導を続け、企業の輸出に有利な条件を整えた。しかし円安は、日本政府の予想外の結果をもたらした。輸出の拡大が緩慢であるばかりか、輸入が激増したのだ。過去10カ月の統計データを見ると、輸入の増加率は約20%に達しており、輸出の増加率をはるかに上回っている。そのうち原油や天然ガスなどの製品が中心となっており、携帯電話、パソコン、衣料品などが続いている。調査によると、上述した製品の輸入量には大きな増加が見られないが、大幅な円安により、円建ての輸入額が拡大している。

アベノミクスは結果的に、日本に日増しに拡大する貿易赤字をもたらした。

日本の経済界は拡大を続ける貿易赤字に悩まされている。赤字拡大の構造的・政策的な要素は、短期間内では解消できないからだ。企業は一時的な円安を理由に、海外での生産を停止し、撤退することはできない。また安倍内閣と日銀は、円安を誘導する量的緩和策を続けようとしている。今後一定期間に渡り、消費増税により日本の経済情勢が悪化し、輸入が減少する可能性があるが、貿易赤字の拡大の流れに変化が生じることはないだろう。

 

「人民網日本語版」2014年5月26日

 

 

 

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