冬季五輪招致活動、大気汚染対策を後押し

冬季五輪招致活動、大気汚染対策を後押し。

タグ: 北京の冬季オリンピック招致活動、大気汚染対策を後押し

発信時間: 2014-10-28 16:27:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国際オリンピック委員会は今年7月、北京が2022年冬季オリンピック開催の候補地の1つになったと発表した。来年7月31日、投票によって開催都市が決定する。北京冬季オリンピック招致委員会の新聞宣伝部の王恵部長は10月、新華社のインタビューに応じた。秋の10月、本来なら北京は1年で最も景色のいい季節である。しかし今年はスモッグに見舞われている。先ごろ開催された中国テニス、南米スーパークラシコ、北京マラソンはいずれも大なり小なり影響を受けた。国際スポーツ連盟も北京に担当者を派遣。スモッグが北京の人を困らせている。王部長はオリンピック招致と大気汚染対策の関係について次のように語った。

「今年の北京マラソンなどのスポーツ大会は、スモッグの影響を大きく受けた。選手や観客、市民の誰にとってもありがたくないものだ。しかしスモッグの原因は複雑で、対策も難しい。政府各部門のとって極めて大きな課題だ」と指摘。「実際、北京は空気の環境対策について高い関心を払っている。1990年代から大気汚染対策を講じているが、その時には砂嵐に襲われ、今回はスモッグだ。こんな気候のいいときに、ほんとにつらい。市民にいかに気持ちよく過ごしてもらえるかが、私たちの一番の心配事だ」「私たちはより大きな決意で、この対策を講じる必要がある。また大気汚染対策を成功させるには、政府部門だけでなく、企業や個人も力をあわせる必要がある。さらに北京の周辺地区の協力も不可欠だ」と語った。

「これまで“こんな天気で北京はオリンピックを招致するのか”という声をよく聞いた。しかし私はオリンピックと大気汚染対策は対立する関係にはないと思う。オリンピックの招致は、大気汚染対策の実行を促し、産業の構造改革を促進するからだ」  「冬季オリンピックは良好な空気と環境を必要とし、有効な大気汚染対策を必要とする。このメリットを受けるのはオリンピックだけでなく、一般市民は同様にメリットを受ける」「すなわちオリンピック招致の目標と市民の願いは一致しているということだ。この点で、オリンピックの招致は大気汚染対策を後押しするものといえるだろう」

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月28日