2030年を目途に全国大気を基準値まで浄化 

2030年を目途に全国大気を基準値まで浄化 。

タグ: 全国大気 大気品質改善

発信時間: 2015-06-24 15:53:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「北京スモッグ防止合作交流協会」が先ごろ正式に成立した。スモッグ防止を推し進める社会団体としては中国初めてとなる組織。中国工程院の郝吉明氏が理事長に選ばれた。 

郝吉明氏は、「“大気十条”が発表されて以降、中国のスモッグ対策は大きな成果を上げている。2014年の大気の質は全体的に改善しており、空気汚染濃度も2013年と比べ明らかに減少し、重大汚染日もはっきりと減少に転じた。74か所の観測都市のうち8か所が基準値まで浄化した。特に一千万以上の人口を抱える深圳の基準値達成は、大気品質改善の重要な指標となるものだ」と述べた。 

しかし、一般的には改善された感じはしない。それに対し郝吉明氏は、「重汚染の改善には段階で考える必要がある。大気品質改善にあたり段階的目標を設定している。全国的に大気の質が基準に達するのは2030年前後だろう」と答えている。 

「大気品質改善を実現するにはまず、排気ガスの大幅削減が必要だ。特に重点地域での削減が大きなポイントとなる。その際、様々な汚染物の排出削減を強化する必要がある。汚染源からの直接排出をコントロールし、二酸化硫黄や農業から出るアンモニアもコントロールすべきだ。また「北京・天津・河北省」や「長江デルタ地域」など、地域一体の協力システムを構築する必要もあるだろう」。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月24日