外交部の章啓月報道官は19日の記者会見で、日本の指導者による靖国神社の参拝について、記者の質問に答えた。
――あるメディアは「中国政府は小泉純一郎首相が靖国神社を参拝したために、『北京―上海高速鉄道』建設への日本の参加を拒絶した」と報道している。これは事実か。
この質問は、2つの問題を含むものだ。日本の小泉首相が靖国神社を参拝したことについては、中国側の態度は明確だ。日本の指導者が靖国神社を参拝することに、われわれは反対する。「歴史を鑑(かがみ)とし、未来に向かう」ことが、歴史に対する唯一の正しい態度だ。もし日本の指導者が靖国神社参拝の問題で、引き続き誤った行動を取るのであれば、中国を含む周辺のアジア諸国の感情を傷つけるばかりでなく、中国や他のアジア諸国の人々の信頼を失い、最終的には日本自身の利益を損なうことになる。われわれは日本の指導者が中国やアジアの人々の正義の呼び声に真剣に耳を傾け、靖国神社の参拝がもたらす中日関係への悪影響を、実際の行動によって取り除くことを求める。
「人民網日本語版」2004年2月20日