洗濯・炊事、家庭教師、ガーデニング、PC事務処理、家計管理など、多種多彩な仕事をすべて1人でこなす「特級家政婦」が来月、深セン市に初めて誕生する。家政婦登録センターには現在、20数件に上る家政婦依頼者からの申し込みが殺到している。「特級家政婦」の月給は1800～2200元と高額だが、深セン市だけで500人から1千人の需要があるという。高品質の家事サービスを提供できる人材に対しては、今後需要が急増すると予想される。

まもなく誕生する「特級家政婦」第1号は、広西チワン族自治区出身でヤオ族の郭暁麗さん（26）。天津商学院で国際貿易を専攻したのち、家政婦の資格取得に向けて勉強を開始し、深セン家政婦協会から「特級家事サービス士」の合格証書を受け取った。さらに、家事技術資格認定の全国試験にも合格。来月には全国初の特級家政婦になる。

「特級家政婦」には、大学卒業以上の学歴が必要だ。養成機関は大卒者を対象に、家事技能、交際術、衛生や安全に関する知識や技能など10科目のレッスンを3カ月かけて実施する。レッスン終了後は、1汁8菜の中華料理のほか西洋料理もマスターし、ペットの世話からPC操作、家計管理までこなせる「特級家政婦」が誕生する。

「人民網日本語版」2004年2月23日