近日湖南省西部の龍山里耶で「一万年以前」の人類の残骸を発見したのに続いて、里耶方面からまた、現地の文物部門が里耶古城下流の洞穴から「年代が更に古い」古代人の骨格の化石を発見したという情報が届いた。
龍山県宣伝部門の紹介によると、古代人の骨格化石を発見した場所は岩沖郷新寨村の洞穴の一つで、現地の人は「四角い洞穴」と呼んでおり、へんぴな場所にあり人が訪れることが少ない。2月26日、龍山県文物部門考古学者がここで4つの人類の骨を発見し、「その中の2つは既に裂けた大腿骨が明らかに石灰化しており、初期の鑑定から、この前発見された残骸より更に古い」と語った。
この前里耶鎮の洞穴の一つで、龍山文物管理所の人員が基本的に完璧な人体残骸を発掘し、且つ「大面積に石灰化」しており、「推定時間一万年以上」であった。この「一万歳里耶人」のいた「仙人洞」とこの度発見された4つの骨格化石は緊密に関係しており、2つの洞穴の距離はわずか2メートルである。
湖南省文物考古所の袁家栄所長は長沙で、実物をまだ見ていないので、判断できないと表明した。ただしメディアに発表された写真から見て、石灰化の特徴があまり顕著ではなく、数百年前の骨格のなかにも表面に付着物があるために、「石灰化」の仮現象が生じ、正確にその年代を測定するには専門的な科学技術設備の助けを借りなければならないが、現在湖南省にはこのような設備は配置されていない。近日考古学者は考察グループを組織し龍山の実地へ考古に赴く。
「チャイナネット」2004/03/25