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自動車用アルコール・ガソリンが年内に四省で普及へ

 国家発展改革委員会によると、現在すでに黒竜江省、吉林省、遼寧省の3省で自動車用アルコール・ガソリンの普及が鋭意推し進められており、河南省においても、12月1日から始動することとなっている。

 国家発展改革委員会など8の部・委員会が合同で策定した自動車用アルコール・ガソリンの普及に関する草案によると、この4つの省では、主に含有率10%(体積比)のアルコール・ガソリンが販売されており、中国石油グループ、中国石油化工グループ及びその他のガソリンスタンドでは、徐々に無鉛ガソリンをアルコール・ガソリンに切り替えることになっている。年末までに、東北地区3省でのアルコール・ガソリンのマーケット・シェアは80%に達すると見られている。湖北省、河北省においても、数カ月のうちに逐次テスト運営を拡大することになっている。

 国家発展改革委員会工業司のアルコール・ガソリン普及作業責任者によると、自動車用アルコール・ガソリン普及を推し進めることは、石油代替製品を開発し、自動車の排気ガスを減らし、農業の持続可能な発展を促進するためである。現在、国はアルコール・ガソリンの生産に対して財政による助成金給付政策を取っている。自動車用アルコール・ガソリンは無鉛ガソリンと同一価格となっており、地方によって、無鉛ガソリンより自動車用アルコール・ガソリンの価格のほうがやや低めに設定されており、消費者の負担を増やすことにはならないとされている。

 総じて言えば、自動車用のアルコール・ガソリンを使用する場合、自動車の燃費の変化は小さく、出力もほとんど変わらないが、排気ガス排出量は大きく改善され、一酸化炭素排出量は30%以上も下がり、炭化水素排出量は10%以上減ることとなる。普通の自動車は改装せずに、直接自動車用のアルコール・ガソリンを使うことが可能。

 自動車用アルコール・ガソリンの普及を推進することは、中国のエネルギー戦略の一つである。2002年6月30日より、河南省の鄭州市、洛陽市、南陽市と黒竜江省のハルビン市、肇東市の5つの都市で1年間の自動車用アルコール・ガソリン使用テスト運営が行われ、所期の目標を実現した。これに基づいて、2004年2月、国家発展改革委員会など8つの部・委員会は黒竜江省、吉林省、遼寧省、河南省、安徽省の5つの省と湖北省、山東省、河北省、江蘇省の一部の地区と都市でテスト運営を拡大することを決定した。2005年末までに、これらの地区においても他のガソリン製品を自動車用アルコール・ガソリンに切り替えることとなる(軍隊が特に必要としているガソリン、国の特殊備蓄用ガソリンは除く)。

「チャイナネット」2004年11月17日

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