今月の中旬、中国民間保釣連合会(釣魚島を守る民間組織)の童増会長は日本へ赴いて現段階の中日関係など一連の問題について右翼の人たちと弁論することになった。
日本の雑誌『文芸春秋』は今年1月、童増氏に次のような念願を伝えた。両国の政治関係が冷たくなっている状況を鑑み、長年間存在している問題をあらいざらい取り上げて、民意を反映できる対談や弁論を行うことで両国政府がこれらの問題を解決するうえで積極的な役割を果たしてはどうか、ということであった。
日本側はこのことを非常に重視し、最初は右翼の代表的な人物石原慎太郎氏をはじめとし、時期は2月末としていたが、事情があってそれを3月中旬に変え、人選は桜井良子さんと秦郁彦氏に変えた。場所を東京ということになった。
某大学の教授を含むもう二人の人たちが童増氏に随行することになった。日本政府の歴史教科書に対する曲解、わが釣魚島に対する不法占拠、靖国神社参拝などの行為についての中国の民間人の憤りの気持ちを真に分かってもらう決意を固めた。北京各界の人たちもこれを注目し、相次いで協力する意思を示している。
「チャイナネット」2005/03/08