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胡錦濤総書記、北京で中国国民党の連戦主席と会見

中国共産党中央委員会の胡錦濤総書記は29日午後3時、北京・人民大会堂で、中国国民党の連戦主席一行と会見した。

会見に先立ち、胡総書記と連戦主席、および訪問団員は記念撮影を行った。撮影後、双方は会談に入った。

胡総書記はまず歓迎の挨拶をした。胡主席は歓迎の言葉の中で「きょうの会見はわれわれ両党主要指導者による歴史的会見である。あなた方の来訪は中国共産党と中国国民党の関係史上の大事であり、現在の(中国大陸部と台湾の)両岸関係における大事である。あなた方が大陸に一歩を踏み入れてから、われわれ両党は共に歴史的に重要な一歩に踏み出した。この一歩は両党交流が新しい発展段階に入ったことを示しており、またわれわれ両党が共に両岸関係の発展を促進させたいと願っている決意と誠意を体現している。われわれが共に踏み出したこの一歩は、必ずや両岸関係発展の歴史において記されるであろう」と語った。

胡総書記は連主席は会見でそれぞれ次のように語った。

▽胡錦濤総書記

われわれ両党は現在、まだいくつかの相違点が存在するが、しかしわれわれ双方がいずれも中華民族の根本利益を重視でき、両岸同胞の幸福を重視できさえすれば、必ずや相違点を留保して共通点を求め、共にすばらしい未来を築くことができる。

現在、両岸情勢が複雑に変化する情勢の下で、われわれ両党は両岸同胞が願い、思っていることを深く子細に見つめ、両岸関係と世界の大勢の発展の行方をしっかりとらえ、われわれの積極的行動で両岸同胞に両岸関係の平和で安定した発展の将来性を示し、両岸の中国人には双方の対立と問題を解決する能力と知恵があることを世界に向けて表し、両岸関係の平和で安定した発展の将来性を共に勝ち取らなければならない。

▽連戦主席

われわれ中国国民党と中国共産党はかつて激しく戦った。われわれはこうした歴史の歩みを知っている。しかし歴史は結局のところ過去のことだ。われわれは今この時、歴史を変えるすべはない。しかし未来はわれわれの手の中にある。

われわれがここに来たことには、いくつかの意義がある。

第一に、われわれは善意を起点とし、信頼を基礎とし、両岸人民の幸福に依拠し、民族の長期的利益を目標とする。私が信じるところは、われわれはこうした基礎において、対立や対抗を避けなければならない。必要なのは和解であり、対話である。こうした方法が民意の基礎があり、民意の力がある。

第二に、平和は誰もが望んでいるものだ。しかし、平和には必ず対話がなければならない。対話には必ずその枠組みがなくてはならない。どんな枠組みか。われわれ国民党と中国共産党は1992年、非常に険しい対話の道のりを通して、「一中各表」(一つの中国は、それぞれの解釈に任せる)の基礎に達した。当然、不幸だったのはこの何年か、こうした一つの基礎が曲解され、ねじ曲げられたことだ。しかし、われわれ国民党にはこれまでいかなる変化もない。われわれも引き続きこうした基礎において両岸が共に明るく美しい未来の将来性を築きたいと願っている。

第三に、私がこの機会を借りて特に指摘したいことは、現在はわれわれが過去の歴史を総括できる一つの契機であり、われわれに今をとらえさせ、共に未来を築かせようとしていることだ。こうした一つの理念の下で、私が期待するところは、過去のような悪い循環を再び出現させず、われわれはわれわれの力を尽くすことで良い循環を作り上げることだ。点から面へ、善意を積み上げ、相互信頼を積み上げ、私はこうした面の広がりが非常に堅い基礎を築き上げることができると信じている。

「人民網日本語版」2005年4月29日

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