胡潤版「2003年長者番付100人」がこのほど発表された。トップは「ネットワークの新富豪」と言われる丁磊氏。所得は75億元。
所得ランキングを公表したのは、ロンドンに本部を構える欧州通貨機構投資と提携関係にある胡潤氏。中国版所得ランキング100を「フォーブス」に先駆けて公表するのが胡氏の念願だったが、それが実現した。
今回のランキング100には新たに40人が名を連ねるとともに、ランクのハードルも1999年の5000万元から9億元にアップ。胡潤氏作成の番付には各界から異議も少なくないが、
胡氏自身は「民間経済の振興を示すものだ」と主張。長者番付100人の資産総額は1907億元と、昨年のGDP(国内総生産)の2%に匹敵する。
民間企業は今、急成長をとげており、それに伴い社会的責任も増している。長者100人にランクされたオーナー企業を見ると、従業員最多は徳隆グループで10万人。納税額最高はUT斯達康で、2002年だけで12億5000万元。3分の1の企業が1億元を超える税金を納めている。業種別に見ると、不動産とIT(情報技術)が最多で、58%が不動産関連業種。トップの丁磊氏もITの成功者。地域別に見ると、最多は広東省で22人。次いで上海の14人、北京の11人と続く。資産総額では上海が最高。
「チャイナネット」2003年10月21日